後継者募集

信州の伝統野菜「松代一本ねぎ」の伝統と味を残す生産者募集!

長野駅からバスで約30分、高速道路の長野ICからは車で5分の場所にある松代(まつしろ)地区は、大河ドラマ「真田丸」にゆかりの深い城下町。真田家の家宝が並ぶ宝物館や幕末の思想家を祀る象山神社、川中島古戦場跡などの歴史遺産が目白押しで、昔ながらの町並みが数多く残るエリアです。

その松代地区で明治時代から栽培されている「松代一本ねぎ」は、信州の伝統野菜にも選ばれているお墨付き。生産者団体「松代一本ねぎの会」会長の北村和昭さんは、飲食業界から農業に参入して今年で11年目です。歴史も味も一級品の松代一本ねぎに惚れ込んで、数々の挑戦を続けてきました。

松代一本ねぎの伝統と味を残してより多くの人に届けるために、栽培を担ってくれる人を探しているという北村さんに、お話を伺いました。

飲食業界から経営者、そして農業へ。安心安全を届けるために

「松代一本ねぎの会」会長の北村和昭さん

北村さんは生まれ育ちも松代で、高校卒業後は様々な仕事を経験して料理学校にも通ったあと、飲食店を開業。その後、弁当屋を設立してチェーン展開すると、年商数十億円を生み出す企業へと育て上げました。役員として現場からは退くと、今度は農業分野に参入して今に至ります。

北村さん「中国産野菜の残留農薬問題を知ったことが、農業分野に参入した1番の理由です。だからこそ、地元で採れた安心安全な農産物を消費者に届けることを一番に考えて、農業をしています。今でも弁当屋の経営は続けているので、地元の野菜を使うことで地産地消にも取り組んでいます」

松代一本ねぎ以外にも、トマトやキュウリ、小松菜、ほうれん草、レタス、キャベツなどの青物野菜に加えて、韓国かぼちゃなどの珍しい品種の農産物も栽培しているそう。北村さんが持つ農地は約4ヘクタールで、その他にも10アールのハウスがあるそうです。

手間暇をかけた豊かな味わいが特徴の「松代一本ねぎ」

北村さん「明治の頃に栽培が始まった松代一本ねぎですが、今でもうちでは屋外の畑で育てています。根本から枝分かれしないので、1つの種から1本しか出来ないのが一本ねぎの特徴です。手間暇は掛かりますが、太くて食べごたえがあり、甘みと豊かな味わいが楽しめます」

松代一本ねぎの販路は幅広く、長野県の大手スーパーマーケットや卸売市場などに卸しています。その販路拡大を推し進めたのも、北村さんでした。

北村さん「本格的に栽培し始めた頃は収穫量が少なかったのですが、仲卸の老舗である青果市場にアタックして受注してもらえることになり、関東圏でも販路を拡大しました。地元JAと連携してネット販売を始め、多種多様な販路があります」

フードシステムの川上から川下まで関わって、松代一本ねぎを全国区に押し上げた北村さん。これまで、なによりも大切にしてきたのは「人」であり、その結果、今があると振り返ります。だからこそ、松代ねぎの生産を続けていくためにも、まずはとにかく「人」だと語ります。

販路はいくらでもある。必要なのは担い手

「松代一本ねぎの会」の会員は7人。約半数は20代の若手で、新規就農の方もいるそう。松代一本ねぎを中心に多品目を栽培しているのが、この地域に住む農家の特徴です。しかし、多くの人が離農したりして人が減った今、松代で専業農家はあまり多くありません。

北村さん「2,3年前にねぎ堀機を購入しました。機械のおかげで、1人で1日に10アール程度の農作業ができるようになりました。でも、いくら機械化しても農業の基本はやはり人です。人がいてはじめて、美味しい農産物をお客様に届けられます」

新しい担い手さえいてくれれば、松代地区にたくさんある遊休農地を上手く使って、松代一本ねぎを今よりもずっと多く栽培できます。その味を求めて、全国から買い求めるお客さんはたくさんいて、そのための道筋もすでに整っています。確固たる知名度を持ち、販路について心配する必要がないのは、移住や新規就農をする人にとってはとても魅力的なのではないでしょうか。

関わり方は自由。暮らしの形に合わせて、松代一本ねぎをつくってほしい

北村さん「長野県には、『信濃の国』という県民歌があります。歌詞の中で長野は肥沃の地として歌われていて、リンゴも実は長野県が発祥の果物なんです。松代も見渡す限りの平野で、使われていない土地がたくさんあります。様々な農産物を育てることはもちろん、移住して新しい挑戦がしたい人にはぴったりの土地だと思いますよ。

松代一本ねぎへの関わり方は、人に合わせて様々な形があると思います。私が代表を務める農業生産法人「株式会社フレッシュ信州」でまずは経験を積むのもよし。もちろん、新規就農して一人で始めても構いません。他にも例えば、車で30分ほどの長野市街地で平日は別の仕事をしながら、土日だけ農業に関わりたい人も大歓迎です」

北村さん「私が目指しているのは『明るい農村』なんです。とにかく人がいれば、農村を元気にすることができます。空き家も遊休農地もいくらでもあるので、松代一本ねぎに興味がある人には紹介もできますよ。

この地域は土地改良区なので土壌の質や水はけが良く、松代一本ねぎに限らず様々な農産物が美味しく育ってくれます。『松代一本ねぎの会』の会員になれば、県から認証を受けている松代一本ねぎのシールも使えますから、既存の販路にのせて販売することは難しくありません。栽培のノウハウなどを教えることもできるので、これから新しい挑戦がしたい人に、ぜひ来ていただきたいですね」

北村さんが経営しているお弁当屋さんでは、市場に出回らないねぎをみそ汁やかき揚げなどに使用しているそう。将来的には野菜のカット工場を作ってお弁当に使う、あるいはまったく違う角度から新しい商品を作りたいと考えていて、まだまだやりたいことがたくさんあるといいます。

あらゆる現場で食の世界を見てきた北村さんと共に働けることも、松代一本ねぎの後継者になればこそ。『まずは人』と何度も語る北村さんと、豊かな伝統と食文化が根付く松代で、新しい挑戦に一歩踏み出してみませんか?

文/写真:事業承継マッチングプラットフォームrelay
     https://relay.town/

事業者情報

商号 松代一本ねぎの会(株式会社フレッシュ信州)
所在地 〒381-2247 長野県長野市青木島1丁目6−7
代表者 北村 和昭(北村 直也)
設立 2014年2月(2006年10月)
業種 農業(農業生産法人)
従業員 7名(2名)
営業時間 8:00〜17:00(変動制)
定休日 日曜(冬季有休)
応募条件

 

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